2009年08月03日

キミのスゴくないはみんなのスゴい:「サマーウォーズ」の感想

映画「サマーウォーズ」を観てきました。
晴れた夏の日のようにスカっと爽やかで、懐かさと新しさが同居した映画です。
これは近未来2010年夏のお話なので、今年の夏に観ておいた方が良いと思いますよ。
(以下ねたばれ無しを心がけております)

色々なテーマが織り交ぜられた本作ですが、私がちょっと気づいたことです。
主人公は数学オリンピック日本代表にあとちょっとのところで落ちてしまった実績の持ち主で、でも自分の凄さをあまり自覚していないんですよね。
で、お話の中ではこの数学の能力が世界を救う鍵となります。

でも、これって、話が跳躍しますと、誰にでもあることなんじゃないかなぁと思います。
私の○○という特技は、大会で1番にはなれなかったから、あんまり凄くないから人には言わないでおこう。
予選落ちだから、私はダメだ。
○○さんみたいに凄くないから、私には無理。
こんなの普通に毎日やってることなんだけど、何かすごいの?
↑なんか、こういう人多いと思うんですよね。
いや、あなた、普通に凄いですから。

また、世界の危機に立ち向かっているのに、知らない人からはなんかゲームしてるようにしか見えない。
今ってテクノロジーの進化によって、それについて行ってない人からは何が何やらという状態だと思います。
たぶん、この映画を観たパソコンを使わない世代の方は、世界中のつぶやきが集まるシーンとかは、いまいちピンと来ないかもしれません。

このことから言えることは、少しでも何かに打ち込んだことがあれば、それを自分の凄いところだと認めて良いということ。
あなたは他の人とは違う秀でたところがあるんです。
だから、たまにはちょこっとアピールしてみてください。

そして、周りの人は少しでも凄そうなところを持つ人がいたら、応援すること。
たとえ1番になれそうになくたって、あなたよりは凄いよね?
この映画では「応援」のパワーが半端ではなかったです。特に栄おばあちゃん。日本を動かしちゃうのも、原動力ってそういうところからでしょ。
あと世界中からの、一つ一つは小さいけど、集まれば大きな応援。

君の中の”実は凄いこと”は、みんなの役に立つかもしれないんだから、隠したままにしないでください。
地球の未来のために、ね。


…しかし、花札のルールを知ってた私は、より映画を楽しめましたよ。
お正月に親戚で集まった時にやってたからね(感謝)。

この映画が好きな人はなんとなく「老人Z」もいけるような気がします。

●リンク
映画「サマーウォーズ」公式サイト
posted by しゅうまい at 22:53 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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