2日目は可憐な花とも出会いました。(写真はクリックで拡大します)
(↑赤岳頂上から天望荘を見下ろす)
ルート
1日目:美濃戸口→美濃戸山荘(駐車)→行者小屋→赤岳天望荘 【1日目は別の記事です】
2日目:赤岳天望荘→赤岳山頂→赤岳天望荘→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸山荘(乗車)→美濃戸口
朝5時台に起きるなんてどうやるの?と思いましたが、前の晩に寝たのが20時台のため普通に起きられました。山の朝は早いですね。
天望荘はコーヒーがおかわり自由なのがありがたいです。
前日に赤岳山頂までは行けませんでしたので、朝チェックアウトするまでに赤岳山頂を往復しました。
山頂近辺には別の山小屋が建っています。
↓赤岳山頂は朝から登頂する人々でにぎわっていました。狭めなのに人でぎっしり。ここは通勤ラッシュか?!
いったん天望荘まで降りて、荷物を取ったら、今度は横岳に向かいます。
↓振り返って、赤岳と富士山を一緒のフレームに収めました。
赤岳からは最初はいったん下りなのですが、それからクサリがあるところも上りました。
横岳は、手前に「ニセ横岳」があるので注意です(笑)。そこが山頂だと思って写真撮っちゃう人続出。
↓本物の横岳
硫黄岳山頂までの間には、硫黄岳山荘があります。すっかり行程が遅れているというのに、ここでおでんをいただきました。
↓おでんウマー!
硫黄岳山荘から少し進んだところには、コマクサがたくさん咲いているところがありました。
↓こんな過酷な場所でも可憐に咲いている花を見ると、とても和みます。
↓こっちにも、かわいいお花が!
硫黄岳山頂までの間は途中大きなケルンが道案内をしています。(写真取り忘れ)
石だらけのゴツゴツしたところに、大きな石でできたケルンが7つ点在しているのは、地球じゃないどこかの惑星の風景のようです。
↓硫黄岳山頂は、「爆裂火口」のへりにあり、火口部はクレーターのようにぽっかりとへこんでいます。(白いのは雲です)
硫黄岳から赤岳鉱泉(山小屋)までは、ひたすら長い歩きな上に、途中からは森林限界に入ってしまい、視界がなくなります。(なので良い写真はないです)
↓良い頃合いでお腹が空いた頃に赤岳鉱泉に着きました。もちろん食べるのはカレーライス!
↓赤岳鉱泉より下ると沢があるのですが、鉄分で石が赤く染まっているため、まるで血の池地獄のようです。恐ろしい風景です。
私は下りが超苦手で、というか多分下り分の体力がいつも残っていないので、ここからはとてもスローペースになってしまいました。
途中で足のよぼよぼしているおじいさんと何度も一緒になったのですが、おじいさんの方が明らかにスピードが遅いのに、こちらがちょっとでも休んでいると確実に追いついてくるんですよ。
休憩というのは足は休まる気がするけれど、その間は自分は1メートルもゴールに近づいていないのです。
本当は休憩も計画的にしないといけないのだけれど、疲れには勝てなかったです。
今回の歩きのゴールは美濃戸山荘です。駐車しておいた車にここで乗車します。美濃戸口までの1時間の歩きをショートカットすることができました。でも、道は悪いので車もガタガタしながらゆっくりと進みます。
なお、前述のおじいさんが最終バスに乗れなさそうなので、なぜか茅野駅まで乗せていってあげることになりました。
なんか良いことした気分がするよ。山でした良いことは必ず自分に返ってくるような気がするのです。
今回の山旅では、自分の体力の限界と、気力があれば何とか人間は歩けるということが分かりました。
また、絶景と素敵な出会いを求めて、山に行きたいです。
↓トンボ